年齢を重ねてくると、徐々に悩みの種になってくる肌の「くすみ」。
そもそも「くすみ」とはどういうものなのでしょうか?どうしたら改善出来るのでしょうか?
今回はそんな「くすみ」についてお話します。
くすみとは?
くすみとは、肌に明るさやツヤが感じられず、肌が暗く見える状態の事です。透明感がなく、老けた印象を与えてしまいます。
きちんとメイクをしても、疲れて見えたり、顔色が悪く見えるなど、くすみがある事によって、人に与える印象がとても悪くなってしまいます。
30代以降になると、徐々にくすみによる悩みが出てきますが、きちんとケアする事で改善が可能です。
くすみの原因
では、何故肌はくすんでしまうのでしょうか?
ここでは代表的な原因をいくつかご紹介します。
血行不良
血行不良は、運動不足や冷え性、ストレスなどによって引き起こされます。
肌の下には毛細血管が通っていますが、血行が良い時には、毛細血管の隅々まで血が通っている為、肌の血色は良くなります。逆に、血行が悪くなると、肌の血色が悪くなるため、肌全体が暗くくすんで見えます。
また、肌に必要な栄養素は、毛細血管を通って運ばれるため、血行が悪いと、栄養が隅々まで行き渡りません。栄養が足りなくなると、肌の新陳代謝が乱れ、古い角質が肌に残ってしまうため、肌がくすんで見えます。
乾燥
肌が乾燥すると、肌を守る役割の皮脂が足りなくなるため、肌が外部からの刺激に弱くなります。
その結果、肌トラブルを誘発しやすくなり、くすみも出来やすくなります。
また、乾燥肌は、肌の表面がデコボコしている状態なので、光をうまく反射せず、肌から透明感が無くなります。肌のキメが粗く、透明感が無いと、くすみがより目立つようになります。
紫外線
紫外線を多く浴びると、肌を守るために肌の奥(真皮)にメラニンが生成されます。
メラニンはシミの原因でもありますが、褐色のメラニンはくすみの原因でもあります。
メラニンは、シミとして色素定着する前であれば、きちんとしたケアをすることで取り除くことが出来ます。
改善策
では、くすみ肌を改善するにはどうしたら良いでしょうか?
ここでは、肌のくすみを予防する方法をご紹介します。
マッサージで血の巡りをよくする
顔のマッサージをすることで、血行を促進しましょう。
オススメは、保湿クリームを塗りながらのマッサージです。
指の腹を使い、目頭から目じりへ、鼻から頬骨の方へと、リンパ線に流すように優しくマッサージします。
また、肩や首など、顔に近い部分のコリも、顔の血行不良=くすみにつながります。
適度な運動、半身浴、マッサージなどで、全身の血の巡りをよくする事もくすみ改善に効果があります。
しっかりと保湿する
日々のスキンケアで、十分に保湿し、乾燥を防ぐことでくすみ改善につながります。
空調の効いている室内では、冷暖房の風が直接当たらない様にしましょう。
また、肌だけでなく、体内の水分が不足する事も、新陳代謝を乱しくすみの原因となります。
こまめな水分補給をして、体の内側から改善していきましょう。
毎日のUV対策を欠かさない
メラニンが原因のくすみの場合、毎日コツコツとUVケアをすることが必要です。
メラニンを含んだ古い角質を除去するために、ピーリング剤を使用したスクラブ洗顔を行い、洗顔後は美白効果のある化粧水・美容液などでくすみを撃退しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
肌がくすんでいると、実年齢よりも老けて見えてしまいます。
手遅れになる前にスキンケア方法を見直して、美しい肌を取り戻しましょう。
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