暑い日は紫外線が気になりますね。
紫外線対策は夏の暑い日にしかしない人もいるかも知れませんが、紫外線は1年中、暑い日も寒い日も降り注いでいます。
今回は、天気や季節による紫外線量の違いについてご紹介します。
天気による紫外線量の違い
快晴の日の紫外線量を100とすると、晴れの日は90~95程度になります。
晴れていても雲が多い日は、快晴と比べて涼しく紫外線も少なく感じますが、実際にはほとんど変わらないと言う事になります。
また、曇りの日は55~60の紫外線が降り注いでいます。
つまり、曇りの日に2時間外にいた時に紫外線によって肌が受けるダメージは、晴れの日に1時間外にいる時よりも大きいと言う事です。
更に、曇りの日でも、その雲が薄く、見た目にもどんよりしていない明るい曇りの日は、紫外線量は80~90と、晴れとほとんど紫外線は変わりません。
雨の日の紫外線量は30程度で、快晴の時の3割程の紫外線が降り注いでいます。
天気により差はあれど、どんな時でも紫外線は降り注いでいますので、紫外線によるダメージを防ぎたいなら天気に関わらず紫外線対策は必須と言えます。
※快晴とは・・・空全体の0~1割を雲が覆っている状態の事。
※晴れとは・・・空全体の2~8割を雲が覆っている状態の事。
※曇りとは・・・空全体の9~10割を雲が覆っている状態の事。
月ごとの紫外線量
(参考:気象庁-日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ)
上記のグラフは、気象庁が発表している、年間の紫外線量の推移を月別に表したものです。
グラフを見ると、一番紫外線量が少ないのは12月です。12月から夏にかけて徐々に紫外線量が増えていき、7月にピークとなります。
9月もまだまだ残暑が厳しく紫外線が多いと感じますが、グラフを見ると初夏の5月や梅雨時の6月の方が9月よりも紫外線が多くなっています。
春や秋は夏に比べるとかなり涼しい日も多いですが、紫外線量は夏の半分以上あるため、紫外線対策は必須です。
また、冬も7月の3分の1程度の紫外線が降り注いでいるため、1年を通して紫外線対策をしなければなりません。
1日の紫外線量の推移
(参考:気象庁-晴天時UVインデックスの時別累年平均値グラフ)
上記のグラフは、気象庁が発表している、1日の紫外線量の推移を表したものです。
1日の中で一番気温が高くなると言われているのは14時ですが、紫外線量が一番多いのは12時です。
前後1時間を合わせて11時から13時は特に紫外線量が多くなっています。
日焼け止めを朝塗った後は塗りなおしをしない人もいますが、手を洗ったり汗をかいたりすると、日焼け止めも一緒に流れてしまいます。
塗りなおしをしないと12時には日焼け止めの効果が無くなっている事もあります。
特に汗をたくさんかく日は1日に何度も塗りなおした方が良いでしょう。
紫外線が多い場所は?
最後に、紫外線量が多い場所をまとめました。
山・雪山
山は標高が高く、太陽に近いため紫外線量も多くなります。
また、街中に比べ、空気が綺麗(排気ガスや塵が少ない)ため、紫外線を拡散するものがありません。また、山の中には高いマンションなどの太陽光を遮るものも無いため、街中に比べると多くの紫外線を浴びてしまいます。
また、冬の雪山は紫外線量が少ないと思われがちですが、紫外線を浴びる量は夏と比べてもほとんど変わりません。
その原因は照り返しです。
雪面は日光を80%も反射します。コンクリートでは日光の反射率は5%ですので、照り返しで浴びる紫外線量は街中にいる時と比べて16倍にもなります。いかに雪面の日光反射率が高いかが分かると思います。
つまり、雪山では上からも下からも紫外線を浴びていることになります。
晴れた日に紫外線対策をせずスキーやスノボをすると、夏の海に行った時のような酷い日焼けをしてしまうのはこのためです。
海
夏になると海に行く人も多いと思いますが、海も太陽光を遮るものが少ないため紫外線量は多くなります。
また、水面の日光反射率は30%、ビーチなど砂浜の日光反射率は25%で、コンクリートの5~6倍も光を反射します。
海で泳いだり汗をかいたりすると、日焼け止めも流れてしまうため、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを何度も塗りなおすようにしましょう。
何度も塗りなおすのが面倒な人や、日焼け止めによる肌へのダメージが気になる方は、今流行りの飲む日焼け止めがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
紫外線は日焼けはもちろん、様々な肌トラブルを引き起こしますので、アウトドアが好きな方や外にいる時間が多い方は特に紫外線対策は万全にして、いつまでも綺麗な肌を維持できるようにしましょう。
関連記事
紫外線は全ての肌トラブルのもと?紫外線が肌に与える悪影響とは
コメント